何故かというと、色の使い方と色の数に関係があります。日本のカーテンは単色が多く、多色のものでも3〜8色なので、絵の世界でいうと水墨画か水彩画的ですが、欧米のものは、油絵のようで、中間色を6〜30色も使っているため、目に対しての圧迫感がない物が多いです。
圧迫感のあるカーテンは売れないのですぐに廃盤になってしまいます。
色数を沢山使えば使うほど、雰囲気が優しくなり、どんな色調の物が部屋にあっても良くなじみます。 コーディネーションが楽なので、誰でも自分で決めていけますが、単色のカーテンは色同士の相性があるので、難易度が高いため、部屋の状況をよく説明して、プロのご相談ください。
もうひとつのポイントは、縫製に関係がありますが、プリーツラインの奥行きがしっかり取れた当社のカーテンの仕上げの場合、ビックリするほど大きな柄でも、実は柄が半分しか見えなくなるため、柄が部屋に飛び出してこないので、とてもシックでおとなしくなります。
逆に小柄の連続した柄は、3メートル離れるとほとんど無地に見えてきて、色合いだけを感じるような傾向がありますので、どのように仕上げたいかはご相談ください。
例えば、絵でいうと、セザンヌ、モネ、ゴッホ、ピカソ、ゴーギャン、ミケランジェロ、クリムトなどの画家の名前を言ってくだされば、それなりの雰囲気が分かってきますので、そのようなジャンルのカーテンをお客様に推薦したら良いかが分かってきます。
次回のコラムもお楽しみに。(ハンズハウス 大久保) |