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●2008年01月 「カーテンの繊維の特性と取り扱い」 |
ハンズハウスは、2008年も天然素材にこだわり、直輸入カーテンをご紹介、ご提案いたしますので、よろしくお願いいたします。
今回のコラムから、ハンズハウスのカーテン選び、カーテンについての知識をシリーズでご紹介いたします。まず、はじめは、繊維の特性と取り扱いについてです。 |
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カーテンは繊維ですので、色々な繊維の特性を知って頂きますと、カーテンが与える健康面での影響と、お手入れ方法と、また安全性と値段が高いのか安いのかが良く分かってきます。
「石油繊維」
日本産のカーテンの約9割は、ポリエステルやアクリル等の石油繊維のために、常に高電圧の静電気を帯びています。チリ、ホコリが表面に付くのではなく、繊維の中心部に大量に吸い込むため、不衛生であり、洗濯の回数が多くて手間がかかりすぎます。洗って綺麗になっても、お部屋の中でホコリをたてると、繊維の中に電気的にホコリを再度吸引してしまい、すぐにホコリっぽくなるので、洗濯をしたくなります。また、洗濯の回数が多ければ多くなるほど、繊維が傷みます。実は、ウォッシャブルカーテンというのは、ポリエステル100%の繊維のことをさしているのです。洗えるけれど、すぐにホコリを吸着してしまう特性があるので、考えなければなりません。
また静電気の電圧が非常に高いため、人体にも影響が考えられます。石油系のカーテンですと、静電気による健康に対する影響が問題になり始めています(菅原明子・著書:マイナスイオンの秘密、PHP研究所発行 という書物を参照ください)。
「天然素材」
喘息やアトピー等アレルギーの方には、なるべく天然繊維(綿か麻)をおすすめいたします。
天然繊維を使えば病気が治るということはありませんが、幼児からお年寄りの方まで年齢を問わず、生活するお部屋の環境としては、石油系化学繊維よりも天然繊維の方が健康面でも安心だと思います。
先日、4才と7才のお嬢さん2人を連れたご夫婦(病院関係者)が来店されたのですが、なぜか、お母さんがお嬢さんたちに「2人とも、カーテンのそばに行ったらダメよ。」と何度もおっしゃていて、輸入雑貨のコーナーで遊ぶよう言い聞かせておりました。理由を尋ねると「子供達の喘息が重くて、カーテンのそばで遊んでいると、喘息の発作が起きやすいので困っているのです。」とのこと。どうやらご自宅のカーテンは石油系だったようです。
私が天然素材と石油素材の説明をしていると、驚いたように納得して頂けました。その間、2人のお嬢さんは、他のコーナーには行かず、私たちが打ち合わせをしている傍で、おもちゃや人形で遊んでいました。
話や打ち合わせが終わるのに、約3時間ほどカーテンのそばにいらっしゃいましたが、2人とも喘息の発作が始まらなかったので、お母さんは驚いていました。私の方は、いつ喘息が始まるのか、内心ハラハラしていましたが、いつも説明していることが、目の前で現実になったので、安心すると同時に改めて確信を持ちました。
最近では、
重い喘息にかかっている40代〜50代の方も多くご来店されますが、「他のカーテン屋へ行くと喘息が発作がすぐに始まってしまうけど、ハンズハウスさんでは出ないので不思議ですね。」と、口々におっしゃいます。
当社が直輸入しているカーテンは、天然素材のものばかりを扱っているので、ホコリが表面に付着することは当然ありますが、繊維の中に静電気による吸引がほとんどないため、カーテンが長い間、不思議と汚れず、ホコリっぽくなりません。お手入れは、年に一回から二回で良いですから掃除機の先にブラシを付けてホコリを吸い込んでもらうと本当に綺麗になります。
ところが、石油繊維の場合は、掃除機というわけにはいきません。いくら吸い込んでも静電気の吸引力が強いので、静電気を止めるための液体系(水、ドライ)のもので洗わない限り、ホコリが分離しないからです。お手入れ方法は、ご来店の際にご指導させていただきます。
天然繊維といえば、コットン(綿)、リネン(麻)、シルク(絹)、ビスコース、レーヨンがあげられますが、日本では綿や麻の栽培農園がほとんどないため、海外から輸入しているのが実状です。これらは見た目にも素材自体の高級感があり、手触りも風合いも良く、吸湿性に優れていて、人体の健康にも、悪影響を及ぼすことはない素材が天然素材だと思います。
天然繊維は、雨が降ると、空気中の水分を吸い込み、繊維が少し伸びて、天気になると湿度が下がり、また元の寸法に戻る現象は、繊維が呼吸をしている証拠です。雨がやんで晴天になった時に、太陽光線の遠赤外効果で、水分子が分解され、蒸気とともにマイナスイオンが家の材木からも、カーテンからも、家のまわりの植物や地面からもどんどん発生して、すがすがしい空気の環境に変えてくれるのです。その空気に触れる私たちは、酸化した体内に、この空気を取り込むと、だんだん体が活性化し、抵抗力が生まれてくるという、環境の自然循環現象です。
これらの現象を化学式にすると、水分のH2Oがマイナスイオン(元気イオン)OH-(H2O)nとプラスイオン(疲労イオン)H3O+(H2O)に分かれ、プラスイオンは重量が重いので地面に落ちるため、回りの空気電位はマイナスイオンでいっぱいになるという自然法則です。
イオンバランスの逆転している空気環境に住む現代人にとって、自然なものが本当に必要と思われます。天然素材のカーテンなどを洗濯すると、縮むのは当たり前で自然な事です。これが良さの証拠です。化学繊維は、湿度を吸い込み、伸縮して呼吸をするでしょうか?いや、全く呼吸をすることはないと思います。
次回のコラムは、カーテンの選び方などです。お楽しみに。(ハンズハウス 大久保) |
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