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ハンズハウスは茨城・千葉エリアのオーダーカーテン、輸入カーテン、カーテンレール取り付け工事、輸入照明器具販売やガーデニング、外構工事等のエクステリアから住宅リフォームまで暮らしをサポートします。

●2006年11月 「織られたカーテンの素材(糸)が何であるかが非常に重要」

今月からハンズハウスのコラムをはじめることになりましたので、よろしくお願いいたします。
初回のコラムは、カーテンの素材の話となります。
当店では、健康に対する安全性と人命を左右する火災に対する安全性、又ホコリの吸い込みが少ない素材"天然素材の店"を目指して商品構成を考えております。

日本製のカーテンの98%が、石油製品のポリエステルかアクリルであると言う事は余り知られていません。しかし、火事のような事態が発生した時には、最初に有毒ガスの煙が発生します。そのガスを吸込むと意識不明状態になる事が多く、逃げ遅れ等の大惨事が発生する可能性が高いので、非常に危険性を内在していると思います。
また、250〜350℃前後の低温でも繊維が溶け出し、すぐに発火してしまいます。
するとガソリンや石油が燃え出した時と、ほぼ同じ状態の大きな火が立ち上がり、カーテンのすぐ上の天井に火が燃え移って行き、消火活動は, ほぼ手遅れ状態になるのが実情の様です。 ところが、天然繊維の綿や麻の素材に火がついた場合には、石油繊維に比べると、有毒ガスの発生率がとても低いので危険性も非常に低くなります。

実は、当社のカーテンを納めた千葉県某市のお客様のご一家が(今から2年程前に家を買った新婚さんと御両親とお姉さんの5人)久しぶりに来店されました時、いきなりお父様が私に何回も感謝をするので、どうしたのですか?と訊ねると、「いやぁ、実は大火事の目にあって大変だったんですよ。」とのこと。その時の状況をお父様から伺ったところ、隣の家が出火元で、近所の5〜6軒の家に火が移り、3軒の家が全焼し、我が家は3割燃えましたが、7割が残り、財産を失わないで済みました。」と言うのです。

もらい火場合、出火元からはお金が出ませんので、自分が加入している火災保険しか適用されないのと言うのです。実は、火が入って来たのは、昼間の誰も居ない時、二階の寝室からで、当社で納納めたカーテンは閉めっぱなしの状態で、朝早くから仕事で出掛けて行った後の出来事でした。
火はカーテンの付いた大きな掃出窓の2窓とは反対側の外壁から入り、壁も天井も燃えてエアコンは形が無くなり、屋根瓦が落ちて来た段階で何とか火が止まりました。
驚いたことに、カーテンは頭の所が焦げていましたが、全く燃えなかったのです。

火事になる温度は、およそ800〜1200℃と鉄もガラスも溶ける高温となるので、一般的には家もろとも, 全て燃え尽きてしまいます。
しかし、幸いこのお客様のカーテンには、直接火が掛からず、燃えなかったので、その数分の間に消火活動が間に合ったのです。

納品したカーテンはイタリア製のジャカード織りの縦糸がポリエステル100%で横糸が綿100%の組成でしたが、「燃えないはずはない。」と、最初は疑っておりました。
しかし、実際、そのカーテンを見せて頂いたら、頭は焦げていましたが、全く何でもない普通の状態でしたので、カーテンの頭だけ切り落としてから腰窓に作り替えたのです。
綿素材である天然繊維と言うのは、異常な高温にさらされても、直接火が掛からなければ燃えないという事が証明されたのですが、これは素晴らしい発見だと私は思います。

お客様が「もしカーテンがポリエステルだったら、息子の家も全焼だっただろうね!!
カーテンを含め家の中には石油系の物が沢山有るので、もし息子達が夜る寝ていた時に火事に合ったとしたら、有毒ガスでどうなっていたか分からない。考えるだけでも、ゾットする。」と、しみじみおっしゃっていました。

カーペットもカーテンと同じことがいえます。良く寝タバコをするお父さんがいますが、天然繊維のウールカーペットにタバコの落としてから、そのまま5分程するとタバコは燃え尽きて、その跡を見るとその燃えた毛先の2〜3ミリが灰になり、指先で撫でると灰が無くなって他には延焼してないですね。燃えた跡を探すと、ここがタバコの跡だね、とやっと分かる程度なのには驚きます。ところが、石油系のポリエステルやナイロンやポリプロピレン等のジュータンは、タバコが燃え尽きた時にはヒドイ状態で、真っ黒に焦げて大きな穴が開いてします。石油繊維が熱で大きく溶けて、延焼してしまうのです。朝、目覚めたお父さんは、夕べの寝タバコの跡を奥さんに見られて大目玉です。少し値段が高いけど、ウールカーペットにしておけばよかったですね!!

そのような理由から、私共、ハンズハウスでは、その後、この体験と素材の勉強をしてからは、カーテンの売り方が大きく変わりました。
お客様の健康と安全な暮らしが守られるように、ドレープカーテンは石油系のカーテンは全く売らないと決めました。また、お客様にもこの経験を伝えて、極力天然繊維を使用して頂く様に啓蒙しております。
天の神様が人間の健康上一番必要な天然繊維をこの地表に与えてくれた事を感謝し、大いに利用させて頂くのは、理想的であると判断したからです。
但し、レースカーテンについては、天然繊維ですと値段が高くて使い切れないので、レースだけは妥協してポリエステルをお勧めしております。

火事になったお客様の二回の寝室のレ−スはフランス製のポリエステルのレースでしたが、幸いドレープカーテンの裏側でしたので、燃えずに助かりました。
今回の話は、ほんの一例です。もっと詳しくお知りになりたい方は、重要な素材の説明と縫製技術を丁寧に分かり易く説明致しますので、是非ご来店ください。

毎月、多くのお客様よりオーダーカーテンのお見積もりや出張採寸のご依頼を頂き誠にありがとうございます。オーダーカーテン、カーテンレール取り付けに関する無料見積もり・出張採寸等のご依頼や、お問い合わせ・来店予約などお気軽にご連絡下さい。

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